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「危険?危険なのは何をしても同じことでしょ?」
「全ての遊びが危険なのではありません。明らかな危険を事前に回避しても、その中で安全な遊びはいくらでもできます。」
「じゃあ、すでにある遊具は危険ではないの?」
「頻度の高いものは撤去されるのではないでしょうか。以前、危険だという理由で私の近くの公園で遊具が撤去かれました。」
「あぁ、あのブランコね」
「ですから、禁止としているのは、その遊具のように危険の可能性が高いからです」
「あのブランコってなんで危険なの?」
「挟まれてケガをした子どもが多いからだと。」
「滑り台は?」
「んー……。正しい遊び方なら大丈夫でしょう。」
「本当に?」
「た、たぶん。」
「危険よ。暑い日には金属部分が熱されて、火傷しそうになるのよ!」
「暑くない日には大丈夫です」
「そっか……!あー、あと、上から落ちたら大けがをする。」
「落ちないように手すりがあるじゃない。」
「私は手すりを乗り越えたくなるわ。」
「それはあなただけよ。」
「じゃあ、私はケガをしてもいいのね。」
「いえ、そういう意味では……」
「ほら!結局どの遊具にも危険は付き物なのよ!大人が見てれば良いとかの問題じゃないのよ!逆に私たちの方が危険なことをやらかしてたりするじゃない!子どもに「見ちゃいけません!」的なことを言ったりねー」
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