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禁断の実
神様は世界を七日で創造し
自分に似せて生き物を支配する人間をお造りになられました。
「でもなアダムとイヴ、
この生命の樹になってる林檎は食うたらあかんで
毒やでめっさ体に悪いで~」
そう言われると余計食べたくなって仕方ありません、
神様が去った後ソワソワしてるイヴに蛇はこう言いました。
「実はこの実はうまいわよ、
あのジジイは一人で全部食う気よ
さあ遠慮せず食べて」
「ほんとだ!めっちゃおいし~
アダムも早く食べ」
「うぉ!マジパネェ!蛇マジリスペクト」
すると帰って来た神様は、冷蔵庫のプリンを食われた子ども並にブチ切れました。
「あれ程食うな言うたのに!!
わて楽しみにとっとったのに!
エデンの園から出てけゴラァ!!
アダムは一生働きくされ!!
イヴは生みの苦しみ味わえや!!
そして蛇は一生地面に這いつくばってろやボケ!!!!」
アダムとイヴは禁断の実を食べたおかげで、
「たかが林檎の事でこんなにキレる神様みたいにはならないでおこう」
と知恵と恥じらいがついたとさ。
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