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癒し系
俺は秋葉原に来て同人誌や限定フィギュアを買い漁っていた。
「あちこち歩き回ったし、沢山買ったから疲れたなあ~メイド喫茶で休憩すっか」
ふと目をやると「イヤシンス」という店名のメイド喫茶が有ったので入ってみた。
「いかにも癒してくれそうだな♪」
「お帰りなさいだズラご主人さま~」
しかしやってきたメイドは余りにブサイクだし、
言葉遣いもメイドと言うか下っ端だ、
取り敢えずケーキセットを頼むとブスメイドはケーキを落としてしまった。
ドジっ子が売りなのか?しかし謝る様子はない。
「グヘヘヘ~床に這いつくばって喰うだズラ
落ちた食べ物の味は格別でゴンス」
「だれが喰うか!ドリンクまだか!?」
しかしまた床にこぼしてしまった、
今度は流石に雑巾で拭いたな。
しかしブスメイドはあろうことか、
カップの上で雑巾しぼって飲物を再び入れたのだ!
「汚ねえ!何がイヤシンスだ全然癒されぬえぞ!?」
「グヘヘヘ~ここは癒し系でなく卑しい系のメイド喫茶なんだズラ。
つまり卑しんす!!」
次秋葉原に来た時、
卑しい系メイドがいる喫茶は勿論閉店していた。
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