92人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、でも斬られるならイケメンな貴方がいいです」
肩ポンしたイケメンさんについでとばかりにそう言えば目を丸くされた。
「あらヤダそんな顔も格好いい、けど斬るなら早よ……ってか、歯医者さんであの音聞きながら順番待ちしてる気分になってきた」
言ってて段々逃げ出したくなってきたのは気のせいじゃないハズ。
でも、逃げた所で行き場ないし。
「ってか、そもそもタイムスリップだなんだ言っても保護されない限り生きていけるわけない。文久3年って確か1860年代だろ?……150年前とか諦めて来世にかけた方が身の為だろ、jk。だから悪夢から目を覚まさせるつもりでバッサリいってくれよっ!けど、まだ生きていたかったです、コンチキショー!!!」
最後はもう絶叫でした、まる。
……って、なんで最後まで叫べたんだ??
普通、途中で……って
おっふ。
……なんかドン引きされとる。
そして凝視っスか。
「………………秋野 千里デス。先の世から神隠しか時渡りかわからないけど連れて来られマシタ」
凝視の理由って、こーいうことだよね、ね?
最初のコメントを投稿しよう!