感想はぬめ

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そんな戯れをしている間に目的の部屋に到着したらしい。 先頭を歩いていたイケメンさんが足を止め、障子に手をかけ……って、アレ?先に スパーンッ 「土方さーん、報告に来ましたー」 「総司、テメェはまたッ!」 声かけるのが普通ですよね、そうですよね! ……良かったうちの認識が間違えてるのかと思ったヨ。 てか、うん。 文久3年の京で斎藤に屯所……土方、総司と続けばここ新撰組の屯所確定だわ、ありがとうございます。 「もー、細かい事はいいですから本題に入りますよ」 背を押され、入室させられた背後で障子が静かに閉じられる。 そして、ドサッと置かれた鞄と静かに下ろされた駄菓子とパーカー、……斎藤さんが駄菓子担当で良かったと心底思ってしまった。 ほら、お菓子って繊細だからね! 「土方さん、この人150年後から来たんですって」 さっさと座ったイケメンさん……もとい、多分沖田さんであろう人がさらっと言うのを聞きながら、うちも腰を下ろす。 だって歩き過ぎて疲れたんだもの、もうライフは0よ!
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