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「名前は秋の野に千の里と書いてアキノ チサトです」
訝しげな視線で見られてたから自己紹介。
だけど、土方さんの視線って斎藤さんより鋭くて、視線だけで殺されそうだなー……でも、今のうちは先に喉の乾きで生命活動停止しそうよッ
もう汗も出なくなってるし、絶対脱水症状起こしてる!
……ま、アレだけ汗かけば当たり前か。
お茶出してくれないかしら?
「……総司、何故連れてきた」
「言ってる事が本当なら連れてきた方がいいかなって思ったんですよ」
「確かに見ねぇなりはしてるが」
喉の乾きを自覚したら、二人の会話を聞いてる場合じゃなくなってきた。
あれだ、目が眩むみたいな?
……水分、水分をくれーって、心の中で言った所で伝わらないのはわかってんだけど、声が出ないんだわ。
なけなしの体力で崩れそうな体を支えてみたけど、倒れた方がマシだったかも。
腕ぷるぷるしとるッ超キツイ!!
「あ゛あ゛、何してんだコイツ」
……うちの事ですかね?
でも返事とか今無理ってか、意識が保たんッ
あ、そうだ。どうせ殺すなら意識のない間でお願いしますねッ
では、さよなら世界ぃぃいい!!
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