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A「では、まず1種目めは、100m走をBとしてもらいますわ」
闘「じゃあ、まず俺が相手だ。然もそれでいいだろ!…」
然「はい」
闘「決まりだな」
9種競技がこうして始まった。
100m走は闘が勝ち、続く2種目めの走り幅跳び、3種目めの槍投げも、然と闘が、それぞれC、Dに勝ち、対戦成績は3勝0敗となった。
A 「4種目めは玉入れですわ」
闘「玉入れ?それって、まさか…普通一人じゃやらないよ…ねぇ…」
A 「もちろん、全員参加ですわ♥」
闘「それって、ズルくない?9人対2人って事でしょ?」
A 「そっちは勝ってるんだから男だったら、細かい事は気にしない!!」
闘「然、どうする?」
然「仕方がありません。受けて立ちましょう」
案の定、この種目は人数の多い少女達に、闘と然は負けた。
A 「5種目めは綱引きですわ」
闘「綱引きって、もしかして…」
A 「もちろん、全員で綱を引くんですわ。」
闘「それって、ズルくない?」
A 「こちらは力の弱い女子が9人ですし、そちらは2人で充分でしょう?」
闘「然、どうするよ?」
然「まだ、こちらが勝ってますし、受けて立ちましょう」
闘「…」
しかし、いくら力が弱い女子相手とはいえ、4倍以上の人数では、勝負にならずまた、闘と然は、負けてしまった。
A 「6種目めは騎馬戦ですわ」
闘「騎馬戦?」
A 「これは2人一組で、馬役の1人の背中にもう1人が乗り、その人が敵の馬の上の人の帽子を取るという競技ですわ」
闘「それって、俺達は、君達4人の帽子を取らないといけないのに、君達は、俺達の帽子を1つ取ればいいって事?」
A 「その通りですわ。さぁ、始めますわ」
闘「おい、然。いいのか、このままで…」
然「…」
Aがこの種目は有無を言わさず始めたため、気持ちの準備が出来ていなかったためか、ほぼ瞬殺といっていい程すぐに、闘たちは、少女達に負けた。
ここまで3勝3敗。
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