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A 「7種目めはハンマー投げですわ」
闘「やっと個人競技か。これは俺に行かせてくれ」
然「分かりました。頑張ってください」
さすがに、これは少女Hの記録をかなりオーバーした闘の記録が上回り、久々に、勝ち越した。
A 「8種目めは棒高跳びですわ。これは、私の得意中の得意種目ですわ」
闘「どうする?向こうは、かなり自信あるみたいだけど…」
然「私がやってみましょう」
A 「ここですわ」
そこは、この部屋の中でも特に天井が高くなっていた。
A 「さあ、私の華麗な技を御覧くださいまし…」
Aはそう言うと、サッと棒を掴むと、風のような速さで闘たちの前を駆け抜けた。
すぐに、踏み切りで思い切り身体を反らしたかと思うと、棒の一番高い所にいつの間にか居て、そこから8m以上はあろうバーの上を越えて、そこからは、ゆっくりと舞い降りてきた(ように闘たちには思えた)。
然はその後、そこそこ上手に跳んだが、彼女の跳躍とは、雲泥の差があった。
勝負は4勝4敗となった。
A 「最後は、陸上の花形競技、リレー対決ですわ。これは、このトラック10周を、私達は、1人1周、アンカーだけ2周、あなた達は1人5周を走って先にゴールした方が勝ちですわ」
然「ここは、私が先に走ります。闘は、必ず先にゴールテープを切ってください。お願いしますよ。」
闘「分かった。後半は任しておけ!」
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