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じゃあ行こっか!と何故か手を握り始めるコイツ。
コイツ……か。
名前知らないな……。
手を握って校長室へずんずん進むコイツの服の裾を掴む。
「えっ、な、何!?///」
「えっと、その……お前の…名前、さ、知らなくて…っ…」
今更そんなことを聞くことが恥ずかしくて、俯いた関係で語尾が小さくなってしまった。
だ、大丈夫かな……、変に思ってないかな……。
なんで……返答返ってこないんだ!?
「…………」
向かい合って無言なのはキツイんだど……。
「お、おい、聞いてんのかよっ」
俯いた顔を上げて見ると……。
顔を真っ赤にして手の背を口に押しあてて俺を見下ろす姿が目に入った。
な、なんだよ……
なんでそんな顔してんだよ……
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