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「君、いい匂いするね…」
「んっ……」
斎坂は俺の首に顔を埋めてきた。
ヤバイ、ヤバイぞこれは
完全に犯されるっ……!
「失礼しまーす…ってアレ?奏?」
「……っ!
兄ちゃんっ!!!」
突然入って来た兄ちゃんを見てポカーンとしている斎坂のスキを狙って、
急いで兄ちゃんの後ろに隠れた
「んな所で何してんだよお前~!」
「……襲われてた」
「先生、またですか
他の奴はいいですけど俺の弟に手を出すのだけは許しませんからね」
「いや、待て翔!」
そう、我兄の宵月 翔(よいづき しょう)
自慢の兄貴だ。
今はこの学校の2年生だ。
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