嬢王たちのその後[カオリ編]

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それでもやはり、現実は厳しい。 カオリは何度、面接を受けても採用が決まらなかった。 だから私は試しに、キョウコメイクをして履歴書を送り、面接に行ってみた。 キョウコの仮面をかぶっていると私は緊張感が薄れたし、思ったこともハキハキと話せた。 しかし反面、面接官に気に入られようとものすごく、必要以上に気を遣っている事にも気が付いていた。 そんなことを内心で思いながら面接を受ける。 …結果、すぐに採用通知が家に届いた。 私はそれを見て体の震えが止まらなくなる。 やっぱり、キョウコは必要とされているのに、カオリは必要とされていない。 現実を知って涙が止まらなくなる。
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