第28話 相変わらずな日常

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 ※  それぞれの席に着いて。  俺はようやく気付く。  背後に座る福田へと振り返り、  なぁ、福田。――朝倉は? 休みか? 「あーそっか。お前知らないよな。朝倉の奴、ここ最近ずっと学校ズル休みして来ねぇんだよ」  え? 何かあったのか?  福田が曖昧に首を傾げながら答えてくる。 「あったっつーか、なんか……。  この前くらいに上田が様子を見に行ったらしいんだが、なんか朝倉の奴ヤバイぐらいにひきこもりでオンライン・ゲームに熱中しているらしいぜ」  あの朝倉が? 「あぁ。しかもずっと暗い部屋ン中でパソコン開いてぶつぶつ言いながら──」 「コラ、そこ! いつまで私語をしている!」  またあとでな。 「あぁ」  教師に叱られ、俺と福田はそこで一旦会話を切った。
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