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俺には一応、趣味と呼べるモノがあるんだが…
それは、スキーと言う趣味でな…
ボードではあるが、共に楽しむ者もな。
それは会社の後輩なんだが…
「ヨッさん。
北海道へ行かへん」
唐突である。
まぁ、行ってみたいが10月初旬の今行くのか?
「ええけど、何時?」
「2月やねん」
???
随分と先だな、おい。
話を聞くと飛行機の低額予約は数ヶ月先で締め切られる為だとか…
「しかし、行き成りじゃのぅ」
「社内のスキー仲間の集まりやねんな。
ヨッさんの事を話したら連れてきぃてなってん」
ふむ。
北海道スキーツアーか。
面白そうではある。
しかし、仕事は大丈夫か?
まぁ、先の事をクズグズ考えても仕方ない。
「まぁ、ええじゃろ。
取りあえず参加にしちょくわ。
仕事でどがーもならんかったら、そん時はそん時よのぅ」
我ながらなんともアバウトである。
「そがなん、皆おんなじやでぇ~
どーでんなるわ。
最悪、バックレたらええねんな」
いや、バックれるって…おい。
そんな話しがあってから、しばらく…
大阪の同僚である蒼さんが宿の手配などをしてくれたようだ。
メールの着信がな…
会社メールでええんかいな…
詳しい内容は自宅メールか…
まぁ、妥当だろう。
帰宅後、早速メールチェックだ。
久々にメールが活躍だな。
業者メールの溜まり場だからな、俺のメーラー。
えっとぉ~、宿は富良野らしい。
北の大地からやん。
ペンションらしいな。
広大な敷地にポツンと立つペンションを想像してしまう。
どんな所だろ?
そんな思いを保ちつつ仕事だ、仕事。
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