第1章

2/25
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
 冬は空気が澄んでいて好き。  吐く息は白くて、普段目に見えないモノが見えるのを不思議に感じる。  降る雪は綺麗で、外出を禁止された僕の胸にシンシンと積もっていった。  そんな雪は冷たくなんかなくて、僕のココロをじんわりと温めてくれるモノだった。  そんな冬を、君と再会して初めて迎える。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!