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焼き焦げた匂いがする、地面は砕けていて空は紫色に染まっていて悲しんでいるようにも思える、
そこに二人はいた、一人は黒髪で顔は凛々しいが表情からは疲れがみえる、しかしその目は輝きをもっていた、そしてもう一人、いや人と数えるべきかは分からない、なぜならその者の額から一本の角がでている、そして背中の片方からは黒い翼が生えている、しかしこちらの表情もまた、疲れが出ている
「やっと. . .魔王を倒せる、これでみんな. . .」
黒髪の青年はそう言いながら震える足に喝を入れた
青年を見ながらもう一人の者『魔王』は呆れるように言った
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