第一章[相殺]

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「立花みはるさんね。なんでわざわざボランティアなんてやってみようと思ったの?子供が好きとか?」 _______ 電話の無機質な音が響いて電話にでた人にネットを拝見して興味を持ったので体験してみたい そう伝えると今度の火曜日9時00分に適性検査をしたいから1度来て欲しいと言われた。 私は今、火曜日9時00分の適性検査を受けている。 「はい。私子供が大好きで一緒に遊んでる画像をネットで拝見して!子供可愛いですよね」 きっと、笑顔は100点満点。 この台詞はウソ。 「ふーんそうなんだねー笑」 そういいながら私、立花みはるが書いた 自己紹介シートを眺め_____ 「よしっ!!採用笑」 ニカっと笑いながら彼は立ち上がり 「よろしくね!立花さん 俺はこのキッズレクリエーション会長の中村洸太!」 そう言うと、“中村洸太”は 真っ直ぐに私を見つめ少しだけ意味深に微笑んだ。
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