1人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな状態でも説明は進んでいって簡潔で素っ気ないけど簡潔なだけにわかりやすい。
言葉にも顔にも出せないが時々ある雑談も嫌いではないとみはるはなんとなくだが居心地の良さを感じた。
「で、こんな感じで活動してくわけなんか質問ある？」
説明が終わる頃には最初千尋に抱いていた不快感も大分落ち着いて来ていることをみはるは自覚していた。
「高槻さんは、子供好きなんですか？あんまり好きそうに見えないんですけど。」
それでもこんなにもトゲのある言い方をしてしまうのはきっと負けた気がするからだ。
「んー、俺は別に好きじゃないかな。ただ…洸太がやるっつたから…かな」
「仲良しなんですね」
「幼馴染みだからな。もう一人幼馴染みいるんだけどそいつ大学忙しいから入らなかったんだよな。」
あさっての方向を見ながら千尋は答えた。
「へぇ。羨ましいですね」
最初のコメントを投稿しよう！