第一章[相殺]

7/7
前へ
/15ページ
次へ
「なあ…。説明終わったか?」 突然聞こえた声にビクッとしながらみはるは声がした方を見た 「終わったー!」 「雑談長すぎんだろ!」 そんな洸太の言葉に軽く謝罪をしつつ笑ってる2人を見て仲がいいんだろうな。と実感する。 すると時計を確認した千尋は約束があると言って先に帰ってしまった。 必然的に次は洸太とみはるが部屋に取り残された。 「あの、いつからいたんですか?」 この質問は勿論みはるから発せられた言葉だ。 「ん?"羨ましい"の辺りから」 「…………。」 「どう?やってけそう?一応来週は子供会のレクしに行くの手伝ってもらおうとしてたけど」 洸太はみはるの心境などお構いなしに話をどんどん進めていく。 「次やってみて決めてもいいよ?」 心の中でやっていけないかもしれないと思いながら頑張ります。そう答えてしまった。 「来週は俺と千尋と立花さんの3人だからよろしくね。時間は09時30分にここに集合だから」 前途多難である。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加