第1章

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城の大広間から、不気味な笑い声が上がっている。 魔女エレーンが、拐ってきた民びとをオモチャに、怪物に食べさせようとしていた。 魔女エレーンの傍らに、魂の抜かれたペシウス王。 そして、エレーンの連れてきた、不気味な男たちだ。 エル、そしてスワン姫、ヨサムは、大広間に殴り込んだ! 「そこまでだ!エレーン!」 「お父様!目を覚まして!」 「ヨサム!頼む!」 「任しとけ!」 ヨサムは呪文を唱え始めた。 痺れ霧の魔法だ! エレーンが立ち上がる。 「おのれ!小娘!どうやって逃げ出した!?者共!出会え!出会え!」 しかし、誰も駆け付ける様子がない。 「残念だったな、魔女エレーン!ゾードは立ち上がったぞ!お前は終わりだ!魔女!」 「おのれ!貴様何者だ、小男!シャザーン、やってお仕舞い!」 怪物が、民びとをオモチャにするのを止め、エルたちに襲いかかる! 「俺はブドゥの村のエル!覚悟しろ!魔女!」 怪物がエルに飛びかかった!
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