第2章  派手に揉むし

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  ――声―― 声が――聞こ――える―― 『ふー……しかし3日目にしてようやく沖菜もあまり抵抗しなくなったな』 『初日は……死なせてくれって……叫んでましたもんね……』 『B・J先輩とはみ先輩の脅しが効いたんじゃないかと~。 ……我が先輩ながら恐ろしい人達だじぇい』 『写真撮ったのは海老塚先輩じゃないですか……』 『死んでも……辱めから、は……逃げ、れない……』 『写真を公開、あいつは後悔』 『……笑えんのんスけど。ワシは本当になんでこんなクラブに……』 ――なんか―― 頭が――ぼーっと……し、て―― 『まぁ、とにかくだ。 本人が従順になってきても、肝心の催眠状態が安定しないのでは意味がない。 そこは我々にはいかんともしがたいわけだが……』 『分かっている。 まぁ、何とか対策を考えよう。 ……羅或含には借りがあるからな。 受けた依頼はキチンとやるさ』 『よろしく頼む。 ……しかし……。 それにしても、なんでジャッキーなんぞが出てくるんだ、催眠術士?』 『……それは……正直僕も驚いてはいるな。 色んな人間に催眠術をかけたが……彼ほどバラエティに富んでいるのは初めてだ。 しかも、出てくる人格の濃度が非常に高い。 一体なぜなのか……』
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