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――声――
声が――聞こ――える――
『ふー……しかし3日目にしてようやく沖菜もあまり抵抗しなくなったな』
『初日は……死なせてくれって……叫んでましたもんね……』
『B・J先輩とはみ先輩の脅しが効いたんじゃないかと~。
……我が先輩ながら恐ろしい人達だじぇい』
『写真撮ったのは海老塚先輩じゃないですか……』
『死んでも……辱めから、は……逃げ、れない……』
『写真を公開、あいつは後悔』
『……笑えんのんスけど。ワシは本当になんでこんなクラブに……』
――なんか――
頭が――ぼーっと……し、て――
『まぁ、とにかくだ。
本人が従順になってきても、肝心の催眠状態が安定しないのでは意味がない。
そこは我々にはいかんともしがたいわけだが……』
『分かっている。
まぁ、何とか対策を考えよう。
……羅或含には借りがあるからな。
受けた依頼はキチンとやるさ』
『よろしく頼む。
……しかし……。
それにしても、なんでジャッキーなんぞが出てくるんだ、催眠術士?』
『……それは……正直僕も驚いてはいるな。
色んな人間に催眠術をかけたが……彼ほどバラエティに富んでいるのは初めてだ。
しかも、出てくる人格の濃度が非常に高い。
一体なぜなのか……』
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