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暑い中を歩いている。
もう少しで着くであろうレッスン教室。
私は緊張から暑さが気になってはいなかった。
真っ直ぐ道なりに歩くと横断歩道があり私は真向かいにある
『クローバー』と書かれている看板を見つけると深呼吸をした。
横断歩道を渡り時間を確認すると5分前。
手に汗を握りながら私は自動ドアを開けた。
「こんにちは。」
私は挨拶をした。
そこには瑠偉の姿はなく品の良い小柄な女性がいた。
「こんにちは、レッスンの方ですか?」
その女性は私に問いただしてきたので二つ返事ではいと答えた。
どうやら瑠偉の母親に違いない。
目元がとても似ているのだ。
「ちょっとお待ち下さいね、瑠偉はもう直ぐ来ますから」
まだココには瑠偉は居ないみたいだった。
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