第1章

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隣の部屋へ案内された。 部屋にはピアノが1台と椅子が数個。 譜面台、ギター、工具などがある。 「どうぞ、此方へ座って下さい。」 そう言われて私は猫脚の椅子に座る。 瑠偉はギターを出してチューニングを始めた。 私はそれに見惚れてしまう。 綺麗な指だなぁ。。 ギターを教わるどころの脳内ではなかった。 チューニングが終わりギタースタンドに立てかける。 「ランさんはギターは初めてですか?」 瑠偉に話しかけられる。 ラ、ランさんって!!名前呼びですか?!名字ではなく!! 軽く興奮してしまった私。 「初めてです。」 私は答えた。 瑠偉がホワイトボードに何かを書き出した。 それはギターコードであった。 字は…少し癖字なんだな。 「これが基本コードになるのでメモしてもらっていいですか?」 私はメモ帳を取り出し書き始めた。
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