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隣の部屋へ案内された。
部屋にはピアノが1台と椅子が数個。
譜面台、ギター、工具などがある。
「どうぞ、此方へ座って下さい。」
そう言われて私は猫脚の椅子に座る。
瑠偉はギターを出してチューニングを始めた。
私はそれに見惚れてしまう。
綺麗な指だなぁ。。
ギターを教わるどころの脳内ではなかった。
チューニングが終わりギタースタンドに立てかける。
「ランさんはギターは初めてですか?」
瑠偉に話しかけられる。
ラ、ランさんって!!名前呼びですか?!名字ではなく!!
軽く興奮してしまった私。
「初めてです。」
私は答えた。
瑠偉がホワイトボードに何かを書き出した。
それはギターコードであった。
字は…少し癖字なんだな。
「これが基本コードになるのでメモしてもらっていいですか?」
私はメモ帳を取り出し書き始めた。
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