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そう聞きながらも内心は
「はい。」っと言われたらどうしようと考えていた。
瑠偉は私の顔をじっとみつめてきた。
そんなに見つめられたら目を逸らしそうになってしまう。
何も答えてくれない。
今の私はネガティブな言葉しか浮かばない。
「大丈夫ですよ、私が弾ける様にしますから。
安心していて下さいね。」
瑠偉は私に笑顔でこう言ったのだ。
「嬉しいです、よろしくお願いします。」
私は素直に答えた。
瑠偉のことが嬉しかった。
どの生徒にも言っているのかもしれないが嬉しかった。
1時間程のレッスンは無事に終わり次回の予約をとった。
これで終わりだと思うと寂しかった。
もっと一緒に居たい、もっと話したい、もっと瑠偉を感じたい。
その思いでいっぱいだった。
立ち上がろうとした私を瑠偉は
「とても綺麗なブルーのTシャツありがとう。
嬉しっかったですよ、ランさん。」
!!!!!
予期せぬ言葉であった。
やっぱり気づいてくれていたんだと思うと涙が出そうになった。
「喜んで頂けて光栄です。」
これ以上の言葉がその時の私には浮かんでこなかった。
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