第3章~友達~

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凪「ふふふ~ふ~~ん♪」 凪は自分の指定された机の位置にあるイスに座っていたが、さっきから体を横に傾けたりしていた 愁(凪の奴、機嫌良さそうだな……) そんなことを思いながら愁も自分のイスに座っていた 愁は名字が秋本のため、出席番号が1番でないことがなかった そのため、最初に出席番号順で席を指定されているこの状況では 1番廊下側の1番前だった 愁(時間まで凪と話してっかな……) そんなことを考えていると…… ガラガラガラ 愁の前にあるドアが開いた そこから慶樹と昭人が入ってきた 昭「ふむふむふむ……うちのクラスには可愛い子いっぱいですなぁ~(笑)」 慶「気持ち悪いぞおま…………」 慶樹はそう昭人に言おうとしたが愁の姿を見て言葉を止めた 愁「あれ? もしかして……サッカーで試合したことあったっけ?」 慶「ああ、久しぶりだな」 昭「…………へ? 俺ら、こいつと試合したことあったっけ?」 昭人はどうやら愁を忘れているようだが、昭人と同じ中学校の慶樹は覚えているようだった 慶「地区の決勝でやっただろ 2ー1で俺たちが勝ったけど、1点はこいつのフリーキックで獲られたんだ」
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