第4章~宿泊学習~

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慶「それはやめろ昭人」 愁「ああっ! マジでそれは「問題ねぇーよ!あの2人に手は出さねぇからさ♪」 愁の言葉を遮って昭人は勢いよく部屋を飛び出した 愁「お、おいっ!!」 愁はそう言って昭人を追いかけようとしたが…… 篠「何してるのそこ!!」 篠崎先生に見つかってしまった それと同時に奥の部屋のドアが閉まる音がした 篠「愁!早く部屋に戻りなさい!!」 どうやら昭人は見つかっていないようだ 愁「篠さん! 昭人が「言い訳は聞きません!!」 愁の言葉は遮られて愁は強引に部屋に戻されてしまった 愁「くっそぉ~~、昭人の野郎ぉ!!」 愁は怒りながら鞄に入っているケータイを取り出した 健「しゅ、愁? どうしたの?」 愁「昭人にメールすんだよ! 沙羅に手ぇ出したら許さねぇってさ! 後、沙羅にも気を付けてってメールしなくちゃ」 慶「俺も楓にメールするから健斗ケータイ貸してくれ」 健「えっ? う、うん……」 健斗は慶樹にケータイを渡した 健「でも昭人はそんなすぐ手を出す人じゃないと思うけどな…」 愁「はぁ? 健斗だって聞いただろ? 凪だって危なかったんだぞ!?」 健「確かにそうかもしれないけど、昭人はそんな人じゃないよ 昭人は一見チャラチャラしてそうに見えるけど、しっかりするところはしっかりしてるし 皆との関係を壊すそうな人じゃないと思うよ?」 愁慶「………………」 健斗の考え方に2人は少し反省した 焦っていたとはいえ、昭人のことをマイナスなイメージで見ていた 愁「…………でも軽くメールしとくわ」 慶「……俺も」
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