第4章~宿泊学習~

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慶「あいつら……覚えとけよ」 慶樹はそう言いながら楓が寝ている部屋に向かっていた ガチャ 慶「…………」 楓「スーー、スーー……」 楓はまだ布団の中に入って熟睡している 慶「ったく」 慶樹は楓の近くに寄って声を掛けた 慶「おい、起きろ」 楓「スーー、スーー、スーー……」 慶「楓……起きろ」 楓「スーー、スーー……」 慶「……楓」 慶樹は楓の肩を揺すった 楓「……邪魔しないでぇ…………」 楓はそう寝言を呟いて寝返った 慶「…………はぁ」 慶樹はそう溜め息をついて楓が寝ている布団の隣に座った そして周りを見渡して誰もいないことを確認した そして………… ナデナデ 頭を撫でた 慶「…………」 楓「スーー、スーー、スーー……」 慶「髪……さらさらだな 楓」 楓「……ん~んっ!!」 楓はパシッと慶樹の手を手で弾いた そして楓はゆっくりと……目を覚ました 楓「よし…………き?」 慶「……おはよう」 楓「……ねぇ」 楓は上半身だけ起こして慶樹に聞いた 楓には頭に何かが接触していた感触が残っていた 楓「もしかして……私が寝てた時に髪触った?」 慶「…………何のこと?」
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