第4章~宿泊学習~

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昭人「て、てめぇ……」 昭人は少しでも雷太を友達だと思っていた自分自身とこんな事をする雷太に怒りが溢れてきた 慶樹「………」 雷太「さて……まずはそんな目で見ないでもらおうかな(笑)」 雷太は笑みを浮かべて慶樹に問う 雷太「解放してほしいかい?」 慶樹「…聞かないと分からないのか?」 慶樹は冷静に装っていたが、内心は動揺していた その証拠に利き手である左手を強く握りしめていた それに気付いたのは長年一緒にいる昭人だけだった 昭人「慶樹…」 雷太「ふっ…相変わらずのクール感だねぇ~(笑) 気にいらねぇ」 雷太は目付きを変えて慶樹に続けた 雷太「今すぐ土下座しろ やったらあの女は解放してやる」 昭人「なっ!お、お前何を「昭人」 慶樹は昭人の言葉を名前を呼んで遮った そして…… 土下座するためにゆっくりと床に片膝を付け始めた 昭人「慶樹!やめろ! らしくねぇぞ!?」 慶樹「………」 雷太「………ふっ(笑)」 雷太はニヤリと笑って慶樹を見ていた……… が、そこに…………… 楓「あれ?ここにいたの慶樹…」
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