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凪「痛い!!(泣)」
愁「困ってんだろうが、気を付けろよな
ごめんな、こいつが無理やりさ(汗)」
拳骨を受けた凪は涙目で愁を見た
しかし凪も意地っ張りなのか、健斗と繋いである手は離さなかった
健「い、いや僕は大丈夫だけど…」
健斗はチラッと凪と繋いである手を見た
その視線の動きの意味に気付いた愁は凪に伝える
愁「凪、そろそろ手を離してやれよ」
凪「だめ!」
健「えっ!?」
健斗はなぜ拒否されたのか分からずにただ驚いていた
凪「だってまだ名前聞いてないもん!
友達になるのに名前知らなかったらアウトでしょ?(笑)」
健「と、友達…………?」
健斗は少しだけずれていた眼鏡の位置を直して聞き返した
健「友達になってくれるの?」
凪「えっ、それって許可いるの?
名前教えてもらえて自分も教えたら、それはもう友達と呼べるでしょ♪」
凪は笑みを浮かべて答える
凪のこの一言は、健斗の脳裏にある過去を思い出させた
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健斗!
名前を知れたらそれはもう友達になれる条件を満たしたってことだ!!
だから俺たちは友達だぜ!!!
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