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慶樹(間違ってないと思っている自分が間違ってる…か……)
慶樹は夕紀の言葉をしっかりと受け止めた
慶樹「ありがとうございます、翔さん、夕紀さん」
慶樹は深く頭を下げてお礼を言った
夕紀「まぁ、この人も間違いだらけの高校生活だったから
気にしないでね(笑)」
翔「おい!何言ってんだよ!?(汗)」
翔は少しだけ強い口調で夕紀に言う
夕紀「じゃあ間違ってない高校生活だって言えるの~?」
翔「………
ま、まぁ言えないけど、それを言ったら夕紀もだろ?」
翔は左頬を掻きながら夕紀に言う
夕紀「もちろん♪
間違ってない人間なんていないからね!
間違ってから、どうするかが大切なんだよ(笑)」
夕紀は慶樹の肩をポンっと叩いて笑顔を見せた
夕紀「じゃあ、私たちは帰るから♪
楓ちゃんによろしくね(笑)」
慶樹「はい、ありがとうございました」
翔「篠さんにもよろしく伝えといてな!」
慶樹「はい、分かりました」
慶樹は別れの挨拶をして翔と夕紀を送り出した
慶樹(さて………楓どこかな?)
慶樹は楓を探すために食堂に戻って行った
翔「気付いてたろ?」
夕紀「ん?何が?」
翔「さっきの男子が悩んでたことだよ
何で悩んでる感じだったの?」
翔は夕紀の分の荷物も運びながら、夕紀に問う
夕紀「ん~…医師やってると治療と一緒に悩み相談する患者さんって多いからさ
多分なんだけど、恋愛関係じゃないかな?」
翔「ふぅ~ん……
まぁ、高校生のうちに恋愛で悩めるだけ悩んでおくと成長出来るからな(笑)」
夕紀「だから翔もたくましくなったもんね♪」
2人は仲良く話し合いをしながら旅館を去っていった
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