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体育館に向かう途中の愁と沙羅
沙羅「バトミントン楽しみだね~♪
私、けっこー得意だよ!(笑)」
愁「へぇ~、じゃあ沙羅はバトミントン部にでも入るの?」
そんな話をしながら、ロビーを通っていると
そこに黒の学ランを着る高校生
そして黒のセーラー服を着る高校生たちが現れた
沙羅「あっ、これの天橋(てんばし)高校の制服だよね?
1日違いで、向こうも宿泊学習なのかな?」
愁「………」
沙羅「……愁?」
急に暗い顔をして黙り込む愁に声を掛ける沙羅
愁「……あっ、ごめん沙羅
じゃあ体育館行こうか」
沙羅「う、うん…」
早口で話して去ろうとする愁に沙羅はぎこちなく頷く
そんな中……
?1「おっ、愁じゃん!」
?2「えっ、愁いんの?」
2人の天橋高校の生徒が声を掛けてきた
愁「…大河………鷹」
愁は
山田 大河(やまだ たいが)と
東口 鷹(ひがしぐち たか)の名前を呼んだ
それも……
沙羅が見たことないような………
悲しそうな声で
沙羅(愁…どうしたの?
どうして、そんな悲しそうな顔してるの?)
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