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健(似てる……
この人はあの人に似ている
だから……
この人とは
関わっちゃだめだ)
健斗がそんなことを考えているとも知らずに、不思議そうに顔を覗く凪
凪「どうしたの?
な・ま・え!教えてよ♪」
健「…………ご、ごめんなさい!」
健斗は今まで凪にされるがままだったが、力を入れて手を振り払い早歩きで席についてしまった
凪「えっ…………」
凪はどうして拒まれたのか分からず、ただショックでその場に立ち尽くしていた
愁「何だよあいつ……
俺がガツンと言ってきてやろうか?」
愁は親切に声を掛けた凪が拒まれたことに対して怒りを露にしていた
そんな愁に凪は顔を横に振った
凪「ううん、大丈夫
3年間のうちのたった1年かもしれないけど、同じクラスになれたんだから仲良くしたい…
それは愁だってそうでしょ?」
愁「まぁ、そうだけど……」
凪の言い分は分かるが、あまり納得していない愁
そんな愁を見て凪は……
凪「えいっ!(笑)」
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