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大河「マジで久しぶりだな!」
鷹「何だよ、空高に行ったなら連絡しろよな!
いつでも会える距離じゃんか!」
愁「………悪かった」
愁は元気の欠片もない顔をして言う
沙羅はそんな愁にどんな言葉を掛けてよいのか、分からず黙って横に立っていた
大河「それなら、高校のインターハイ予選で試合することになるな!
あっ、てかお前サッカー続けんの?」
愁「………続けたいとは思ってるよ」
鷹「そっか!
俺はずっと心配し「何だよ、続けんのかよ」
鷹の言葉を遮って大河が先程までの優しい顔ではなくて、怒りの表情を露わにして愁の胸ぐらを乱暴に掴んで続けた
大河「忘れた訳じゃねぇだろうな
この裏切り野郎」
鷹「お、おい!やめろ大河!」
沙羅「しゅ、愁!大丈夫!?」
鷹は怒っている大河の手を離して、沙羅は愁に声を掛ける
大河「…鷹だけだからな許してるの
てめぇにサッカーやる資格はねぇよ」
鷹「お、おい!大河!」
怒ってその場を立ち去る大河
鷹「悪いな愁、大河や皆はまだあの事を引きずってるみたいなんだ」
愁「………本当に悪かったな」
愁は下を向きながら謝る
そんな愁の肩をポンポンっと叩く鷹
鷹「謝るなって、勝つための選択だったんだろ?
ただ……悲しかったのは事実かな」
鷹もそう言い残して去っていった
愁「沙羅、行こっか」
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