第4章~宿泊学習~

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愁「……」 沙羅「………」 2人は何も話さず体育館に向かっていた 沙羅(何て声を掛けることが正解なんだろう…… 愁ぅ………) 沙羅は心配そうな表情を浮かべて下を向きながら歩く愁を見る そして歩いていると体育館に着いた 多くの生徒たちが広い体育館で遊んでいる中、楽しそうにバトミントンをしている凪と健斗の所まで向かった 凪「あっ、おっっっそいぞぉ~!!」 健斗「待ってたよ、愁!沙羅!」 愁「………ああ」 愁はそう言って苦笑いをする すると凪の表情が一変した 楽しそうな顔をしていたのに、かなり怒った表情になっていた 健斗「…な、凪?」 凪「………」 カランカラン 凪はその場にバトミントンのラケットを落として、早歩きで愁の目の前まで行った 凪「ちょっと来て」 愁「………」 凪は返事をしない愁の手を掴んで体育館から出て行った 健斗「しゅ、愁…どうしちゃったのかな?」 沙羅「………凪なら愁を元気にしてあげられるかな?」 沙羅は不安そうな顔をして健斗に聞く 健斗「大丈夫だと思うよ! 凪と愁は幼なじみだからね(笑)」 凪を信用している健斗は眼鏡の位置を直して笑みを浮かべた 沙羅「不安じゃないの?」 健斗「えっ?何が?」 沙羅「………何でもない それよりもさ!待ってる間バトミントンしてようよ(笑)」 ピュアすぎるのも考えものだなと思った沙羅だった
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