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凪は愁を体育館の外に連れて行き、2人きりになった
愁「………」
凪「何て顔してるの?」
凪は愁の頬は軽く叩いて言う
愁「…ごめん」
凪「ごめんじゃ分からないし、沙羅困ってたよ」
愁「………」
凪「高校入る前に約束したよね?
覚えてる?」
愁「………
…【どんな時でも笑っていこう】」
愁は当時の約束を振り返って答えた
凪「…ちゃんと覚えてるじゃん(笑)
何があったか知らないけど、笑わなきゃだよ?」
凪は笑顔で愁を励ます
その凪の姿は傷付いた心を癒す太陽そのものだった
愁「ありがとう…凪」
凪「ふふっ、愁にお礼を言われるなんて何か新鮮だな♪
どーいたしまして(笑)」
凪はそう言って愁の手を掴んだ
凪「早く戻ろう!
健斗に沙羅が待ってるよ!」
愁「そうだな…行こう!」
愁は徐々にいつもの表情に戻っていった
そんな愁を見てホッとする凪
凪「そうだよ!その笑顔だよ愁!
いつも言ってるでしょ?
良い事があるから笑うんじゃなくて?」
愁「笑うから良い事がある…だろ?」
凪と愁は顔を見合ってまるで2人の合言葉のような凪の持論を確認した
凪「よぉーし!行こぉ!」
愁「おう!(笑)」
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