第4章~宿泊学習~

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凪は愁を体育館の外に連れて行き、2人きりになった 愁「………」 凪「何て顔してるの?」 凪は愁の頬は軽く叩いて言う 愁「…ごめん」 凪「ごめんじゃ分からないし、沙羅困ってたよ」 愁「………」 凪「高校入る前に約束したよね? 覚えてる?」 愁「……… …【どんな時でも笑っていこう】」 愁は当時の約束を振り返って答えた 凪「…ちゃんと覚えてるじゃん(笑) 何があったか知らないけど、笑わなきゃだよ?」 凪は笑顔で愁を励ます その凪の姿は傷付いた心を癒す太陽そのものだった 愁「ありがとう…凪」 凪「ふふっ、愁にお礼を言われるなんて何か新鮮だな♪ どーいたしまして(笑)」 凪はそう言って愁の手を掴んだ 凪「早く戻ろう! 健斗に沙羅が待ってるよ!」 愁「そうだな…行こう!」 愁は徐々にいつもの表情に戻っていった そんな愁を見てホッとする凪 凪「そうだよ!その笑顔だよ愁! いつも言ってるでしょ? 良い事があるから笑うんじゃなくて?」 愁「笑うから良い事がある…だろ?」 凪と愁は顔を見合ってまるで2人の合言葉のような凪の持論を確認した 凪「よぉーし!行こぉ!」 愁「おう!(笑)」
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