第3章~友達~

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昭「じゃあ凪ちゃんは今フリーなんだ! 俺、彼氏に立候補しちゃおっかなぁ~(笑)」 凪「あはは、私だって意外だったよ! 昭人君に彼女いないの(笑) それに昭人君には私なんかよりもっといい人いるよ♪」 凪と昭人がかなり仲良く話しているのを、愁と慶樹は離れて見ていた 慶「まさか昭人のテンションについていける女がいるとは思わなかったよ」 愁「俺も最高潮のテンション状態の凪と話せる男子がいるとは思わなかったよ(笑)」 お互い似たようなことを考えていたことが面白かったのか、慶樹はクスッと笑った 愁「あっ慶樹、連絡先教えてくれない? この先もサッカー部とかで色々と行動一緒になりそうだし!(笑)」 愁はポケットからケータイを出して言ったが慶樹は申し訳なさそうにして答えた 慶「すまん、俺ケータイ持ってないんだ」 愁「えっ、マジで!?」 今の世の中でケータイを持たない奴がいるのは漫画の中だけだと思っていた愁は驚いた表情で慶樹を見た 慶「中学時代に色々あってな、ケータイ持たない方が人との付き合いがうまくいくから」 愁「ふぅ~ん……何か悪かったな慶樹、変に思い出させちゃったな」 左頬を掻きながら謝る愁にフッと微笑む慶樹 慶「別に謝ることなんてねぇよ 一応、家の連絡先は教えとくから 用があったら、そっちに電話してくれたらいいし 愁の番号も教えてくれないか?」 愁「あ、ああ!もちろん(笑)」 そうして愁と慶樹は連絡先を交換した
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