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凪「ほぉーら！
早く行くよ愁(ｼｭｳ)！」
愁「ったく、そんなに慌てなくても大丈夫だって言ってんだろ？」
そう言い溜め息をつくのは
今日、空色高校に入学する男子、秋本 愁(ｱｷﾓﾄ ｼｭｳ)
凪「だって楽しみなんだもん！
愁は楽しみじゃないの！？(笑)」
愁「まぁ、楽しみじゃないって言ったら嘘になるけど……」
愁(お前ほどじゃねぇよ…)
愁はそう心の中で呟きながら目の前をﾙﾝﾙﾝ気分で歩く女子、鈴木 凪(ｽｽﾞｷ ﾅｷﾞ)を見た
愁たちは紺のブレザーに身を包みながら歩いていた
愁のネクタイ、そして凪のリボンは学校の名から空色の物だった
凪「今年も愁と同じクラスに！
そして友達がたぁーくさんできますように！！」
凪はﾆｨｯと笑いながら空に向かってお願いをした
愁「凪だったら、すぐに友達できるよ(笑)」
凪「えへへっ、愁にそう言ってもらえると嬉しいな(笑)
よぉーし！学校までダァーーッシュ♪」
愁「お、おいこら凪！
そんなに走るなよ！(汗)」
愁は小走りで、全速力で走る凪を追いかけた
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