第3章~友達~

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?「みんな、席に着いてー!」 前のドアからスーツ姿で入ってきた女性は初日からワイワイと騒いでいたこのクラスの生徒に声を掛けた みんなはその女性の指示に従い、席に着いた 篠「私が今日からこのクラスの担任を勤める篠崎です! みんなと一緒で、今年からこの空高に来た人だから 一緒に学んでいこうね! ちなみに前の学校の生徒は私のこと『篠さん』って呼んでたから、その呼び名でいいわよー(笑)」 そう篠崎先生は自分の挨拶をしてくれた 愁(まぁ堅苦しいよりはフレンドリーな先生でよかったなぁ でも、初日からそんな馴れ馴れしい呼び名で呼ぶ奴なんてい「篠さんよろしくー!」 愁の思考を遮って声を上げたのは…… 席に着いたまま手を上げて挨拶する昭人だった 慶「はぁ……」 そんな姿を見て頭を抱える仕草をする慶樹 楓「チャラ……」ボソッ 楓は小さい声でそう呟いて昭人を見ていた 沙(面白い人だなー でも、楓は苦手そう(笑)) 沙羅はそんなことを思いながらクスッと笑みを浮かべていた
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