第3章~友達~

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昭「やっぱ、俺も追い掛けよ! 待て待てぇ~い!!」 昭人もそう言って走っていってしまったので、慶樹と凪だけ残ってしまった 凪「いやぁ~…初日から友達たくさんできて嬉しかったぁー♪」 慶「そりゃよかったな」 そう言う慶樹をジィーッと見る凪 慶「…………?? 何?」 前を向いて歩いていた慶樹だが、凪からの視線を感じて凪の方を向き直した 凪「慶樹ってモテるでしょ? 彼女とかいないの?」 慶「いないよ 前に1回だけ付き合ったことはあるけど1ヶ月も経たずに別れたくらいかな」 凪「へぇ~、そうだったんだ!(笑)」 凪は少しでも慶樹のことを聞けて嬉しかったのか、ニィッと笑った 慶「凪こそどうなの?」 凪「へぇ?何が?」 慶「いや、だから…… 愁のこと好きなの?」 凪「愁? ?? 何で愁?」 凪はなぜここで愁の名前が出てくるのか本当に分からないといった表情をしていた 慶「いや、さっきだって愁に恋したのかどうとか聞いてただろ? よく見てるなって思ったからさ…」 慶樹は的外れに愁の名前を出してしまったことに愁にも凪にも申し訳なさそうにしながら言った それに対して凪は笑顔で答えた 凪「まぁ愁はやっぱり親友って関係の方が良かったかなぁ~(笑)」 慶「親友って関係の方が?」 凪「うん! 愁とは…… 中学時代に付き合ってたの!(笑) 」
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