第4章~宿泊学習~

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入学式から2週間…… 健「最近、毎日が楽しいなぁ……」 健斗はそんなことを呟きながら登校していた 友達ができた 愁に凪に昭人に慶樹 4人も友達ができるなんて入学式前には考えてもいなかった健斗 紫色のリストバンドを見て健斗はあることに気付いた 健「あれ? もしかして…………」 凪「何がもしかしてなのぉ!!?」 健「うわぁ!!(汗)」 いきなり後ろから現れた凪に驚きのあまり、その場に転んでしまった健斗 愁「お、おい大丈夫か健斗?」 健「う、うん大丈夫…… 凪、急にびっくりしたよ」 健斗はずれた眼鏡の位置を元通りにして凪を見る しかし凪は先程までの元気が一切なくなってしまったのか、下唇を噛みながら下を向いていた 健(か、可愛い…… ってそんなことを思ってる場合じゃない!//////) 健「ど、どうしたの凪……////」 健斗は凪の可愛さにやらせそうになりながら声を掛けた しかし凪は…… 凪「…………」 なぜか口を開かなかった 健「えっ、えっ……ぼ、僕何かしちゃったかな?」 健斗は愁にそう言って助けを求める 愁はハァッと溜め息をついて健斗に言った 愁「たぶん、健斗を転ばせちゃって責任感じてるんだよ」 健「えっ、そうなの?」 健斗は愁から凪に視点を変えると、凪の目から大粒の涙が零れそうになっていた 健「な、凪!?(汗)」 凪「……ングッ、グズッ…… わ、わだじのぜいだ……」
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