第4章~宿泊学習~

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桜中央地区の温泉宿に向かうべく、みんなはバスに乗り込んだ 7人が座る前にクラスの人たちが先に乗り込んで座ってしまっていたため バスの前の方の左右に分かれた2人ずつ座れる席が4組空いているだけだった 愁「さて……健斗ー 一緒に座ろ「はいだめー!」 愁は隣に座る相手として健斗を指名しようとしていたが、凪が言葉を遮って愁と健斗の間に割り込んできた 凪「私が健斗と座るもん!」 愁「はぁ? 俺が先に声掛けたんだよ!!」 凪「えっ、でも健斗は私と座りたいって言ってるよ!(笑)」 健「えっ、そんなこと僕「はいはい健斗君黙ろうね~(笑)」 健斗は凪の言葉を否定しようとしたが、これは面白くなると感じ取った昭人が健斗の口を手で塞いだ 愁「ざけんな! 絶対俺の方がいいよ!なぁ、健斗!?」 健「んん~~~!!!(汗)」 健斗は何かを言おうとするが昭人はそれを許さない 楓「もぉー、どっちでもいいから早くしてよ! 私たち待ってるんですけど!(怒)」 バスの入口の方で声を上げて言う楓 沙「じゃあ公平にじゃんけんでもしたら?」 愁「よぉ~し!それ賛成! いいよな凪!?」 凪「ふん! 負けて言い訳しないでよね!?」 そう言って2人はいつになく真剣な顔で構える 愁「いくぞ!」 凪「せぇーの!!」 愁凪「最初はグー! じゃんけんぽん!!!!!」
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