第4章~宿泊学習~

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愁たちは温泉宿の入口付近のベンチに座って考えていた 愁「宝探しゲームねぇ……」 愁は1枚の紙を見ながらそう呟いた 凪「燃えてきたぁ~! お宝に辿り着いた上位3グループにはご褒美あるからね!(笑)」 沙「でもさぁ……この問題解ける?」 沙羅は愁が持つ紙を横から見て言った 【この暗号が示す場所へ来た者たちに報酬を与えよう 1/4+2/1+2/1+3/2+1/2+5/10+5/5+5/3+3/1+5/2 1~5/1~10】 健「分数のまとまりが10個」 楓「分子は1から5 分母は1から10」 慶「……なるほどな」ボソッ 慶樹は誰にも聞こえない声でそう呟いた 昭「………………ぷっ(笑)」 昭人はなぜか急に笑みを浮かべた 凪「どうしたの昭人……?」 昭「みんな……頭が固いなぁ」 昭人はポケットに手を入れながら愁たち6人がいる方を向いた 昭「俺にはあるんだよ……必勝法が」 愁「どっかの漫画かドラマか映画で観たような聴いたような口調だけど…… そんなことは今どうでもいい…… マジかよ昭人!!!」 凪「必勝法って!? 必勝法って何!!?」 沙「まさか普通にこの暗号が解けたとかじゃないよねぇ?」 昭「こんな難しいのが解けるわけないだろ だが、俺の作戦は解けなかろうと解けようと必ずゴールに辿り着く」
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