第4章~宿泊学習~

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健「す、すごいよ昭人!」 健斗は尊敬な眼差しを向けて昭人を見る 楓「それで……その必勝法って?」 昭「考えても見ろ」 昭人はベンチから立ち上がり前に歩きながら話を続けた 昭「この問題が配られる前から答えを知っている者たちがいる」 沙「えっ? どういうこと!?」 沙羅は何を言っているのか分からず、頭に?マークを浮かべる 慶「お前……まさか」 慶樹は昭人が何を考え付いたのか分かったのか、昭人の方を見た 昭「ああ、そのまさかさ…… そう、この問題を作ったのは誰だ愁」 愁「えっ、そりゃ先生たちだろ?」 昭「そう……そしてあそこを見な」 昭人が指差した先にいたのは…… 凪「ああ~!篠さんだー(笑)」 篠崎先生が小走りをしながら温泉宿の敷地から出ていく姿が見えた 楓「もしかして……篠さんにこっそり着いていくってこと?」 昭「正解だぁ この時間帯に出てくるってことは篠さんはゴール地点に向かっているってことにならないか?」 沙「い、言われてみれば……」 愁「確かにそうかも……」 昭「だろ? だから急ぐぞ! こっそり篠さんに続けー!」 愁沙「おぉー!(笑)」 先導するために走る昭人に愁と沙羅は元気よく着いていった 凪「……こんな上手く行くのかな?」 健「ど、どうだろう……」 楓「まぁ、あの子たちが変な所に行っちゃったら色々やばいし……ねぇ、慶樹」 慶「しゃあねぇな…… 行くか」
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