第4章~宿泊学習~

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話を割って1人の男が慶樹たちの所にやって来た ガムを噛んでいるのか、口をクチャクチャと動かして制服を雑に着こなし その目線はどこか……慶樹に対して敵意として向けられていた 昭「はにゃ? お前誰だっけ?」 雷「俺か? 俺は高野 雷太(タカノ ライタ)だ よろしくなぁ慶樹君……」 慶「……………」 ワックスでガチガチに固めてある髪が当たってしまうので何かと心配になるほど雷太は慶樹に近付いた 楓「…………あんたさぁ「やめろ」 楓が雷太に何かを言おうとしたが慶樹がそれを遮った 慶「何も言わなくていい」 沙「慶樹……」 健(あわわ、やばいよやばいよこれ! どうしよう……(汗)) 健斗はこのまま喧嘩が始まってしまうのではないかと心配しているのか、急にそわそわし始めた 雷「おーおー、かっこいいねー慶樹君(笑)」 慶「…………」 黙っている慶樹に雷太は続けた 雷「そうそう! 問題の答えなんだけど、体育館の倉庫に行けば大丈夫だぜ?」 凪「?? どうして答えが体育館の倉庫だって分かるの?」 愁「確かによく分からない分数が続いているだけなのに……」 凪と一緒に紙に書かれている暗号を見る愁 雷「そいつは俺らが普通に使っている五十音こそが答えを繋げる鍵なんだよ」
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