第4章~宿泊学習~

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慶「……」ゴクゴク 慶樹はコップに入った水を飲み干した それにいち早く気付いたのは楓だった 楓「あっ慶樹、お水持ってこようか?」 慶「ああ、悪いな楓」 楓「いいよいいよ! 私もお水欲しかったし(笑)」 楓はその場で立ち上がり慶樹と自分のコップを持って水差しを探した 楓(あれ?確か前のテーブルに置いてなかったっけ?) 楓はキョロキョロと周りを見ながら水差しを探していたので…… ドンッ!! 楓「きゃっ!」 前から来る人とぶつかってしまった ?「ご、ごめん!大丈夫!?」 楓とぶつかった男性は男子にしては髪が長く多くの髪の毛をワックスで固めていた 楓「う、うん こっちもごめんね?」 ?「いやいや、謝ることないよ! えっと…………名前はぁ……」 楓「あっ、私は楓だけど「楓ちゃんね!」 楓の言葉を遮ってその男は続けた 雪「俺は市川 雪生(イチカワ ユキオ)って言うんだ! よろしくね楓ちゃん(笑)」 雪生はそう言って楓と強引に握手をした 雪「あっ!そうだ! 俺、水差し探してるんだけど楓ちゃん見なかった?」 楓「えっ、雪生君も? 私も水差し探してるんだ…」 楓は同じ境遇にいる雪生に少し驚いた顔をした 雪「そうなんだ! たぶん、前のテーブルにないってことは誰かが各々のテーブルに持って行っちゃったんだと思うんだ… よかったら、一緒に探さない?(笑)」
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