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慶樹の脳裏に過るのは昔の話
中学校……
違う
小学生の2年生の時のこと
慶(やっぱり似ている……あの楓に)
ーーーーー
楓「よしきってさっかーうまいよね!」
慶「まぁ……人なみにはできるんじゃないかな?」
楓「わたし、よしきがテレビでさっかーしてるすがたが見たい!(笑)」
慶「じゃあやくそくするよ
かえでがてんこうしても、オレはサッカーつづけるしテレビに出るから」
楓「うん!
わたしはそれをテレビでおーえんしてるね(笑)
それにわたし、またぜったいよしきと会えるっていうおまじないがかかったみどりいろのネックレスをママからもらったの!(笑)」
慶「じゃあぜったいまた会えるね」
楓「そうだね!(笑)」
ーーーーー
慶(………………違う
今、俺の前にいるのは君島 楓
あいつの名前は箒根 楓(ホウキネ カエデ)だ
でも……緑色のネックレスを持っていることと、俺の勘がずっと教えてくる
あいつは……
箒根 楓だ
これが当たっているなら、俺のことを忘れたってことか?)
慶樹の中でこの問題がずっと頭の中を巡っていた
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