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沙羅の長い髪は切られてしまい、肩に少しかかるくらいの長さになってしまった
沙「いやっ…………グスッ」
沙羅は我慢していた涙を抑えきれなくなり、両手で顔を隠した
女1「あっははは!
何その変な髪!(笑)」
女子生徒はハサミを手に持ちながら笑っていた
そんな中……
?「ださっ…」
藍色のヘッドフォンをして首には緑色のネックレスをした女子生徒がトイレに入ってきた
女1「あー、あんたもそう思う?(笑)
かなりださいよね!!」
女2「ね、ねぇ、こいつ隣のクラスのあの楓だよ!!」
女3「えっ、あのチャラくて有名な楓!?」
沙(か、楓……さん?)
沙羅は泣きながらも顔を上げて楓を見た
楓はかなり怒った顔をして女子生徒からハサミを取ると
まるで刺してしまうのではないかという勢いで彼女たちに向けた
女1「な、何よ急に!!」
楓「ださいのはあんたたちだよ…
男に振り向いてもらえないからって、1人の女子の髪切るなんて……
あんたたち、女として終わってるよ」
女2「ッ…………う、うるさい!」
女3「覚えてとけよ!」
女1「い、行こっ!!」
彼女たちはそう言ってトイレから出ていった
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