第4章~宿泊学習~

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楓「まぁ、私が切ったから当然でしょ(笑)」 楓がそう言って笑うとそれに釣られて沙羅も笑った 楓「うん、沙羅はやっぱり笑った顔が可愛いね(笑) あんな奴らよりもずっと可愛いよ!」 沙「ありがと(笑) ……でもまた授業が始まったら、あの人たちいるんだよね……………」 沙羅はそんなことを言いながら下を向くと………… ボスッ 沙羅の首に何かが掛かった気がした それは先程まで、楓が付けていたヘッドフォンだった 楓「これ……あげる!(笑)」 沙「えっ、いいよ!こんな高そうなの!(汗)」 沙羅は遠慮していたが、楓はニコッと笑って言った 楓「大丈夫っ! これは私がいつでも沙羅の隣にいるっていう証みたいな物だから! その代わりに私の友達になってよ!(笑) この学校の女子とは何か気が合わないんだよね~」 楓のこの言葉は沙羅の胸につっかえていた重りを取っ払った 沙羅は自然と笑顔になって楓にギュッと抱きついた 楓「あらあら、沙羅って甘えん坊なんだ(笑)」 沙「……よろしくね、楓(笑)」 どうやら沙羅は嬉し涙を隠しきれなくて楓に抱きついたらしい それに気付いたのか、楓もギュッと沙羅を抱きしめた 楓「こちらこそよろしくね、沙羅(笑)」 ーーーーー
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