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健斗は凪を背負いながら走って逃げる
それを怒りながら走って追いかける昭人
愁「あいつら行っちゃったね(笑)」
沙「私たちも行こっか!」
慶「そうだな」
楓「……………」
慶「?
どうした楓」
慶樹は何も返事をしない楓の様子に心配したのか、楓の方を向いて言った
楓「ねぇ……あれってファミレスで会った
翔さんと夕紀さんじゃない?」
楓が指差す先には並び歩いて温泉宿から抜け出そうとしている翔と夕紀の姿があった
沙「あっ、本当だ~(笑)」
愁「こんな時間にどうしたんだろうな?」
慶「…………気になるのか?」
慶樹は楓の顔を見ながら言う
楓は2人を、特に夕紀を見ながら答えた
楓「うん……
あの人に色々話聞きたいと思ってたんだよね」
沙「じゃあまた尾行しちゃう~?(笑)」
愁「したいけどな~……篠さんにまた怒られたらやだよね(汗)」
慶「まぁ、していいことじゃないから「それでもなの」
慶樹たちの話を遮って、楓は静かな強い口調で続けた
楓「それでも……夕紀さんから話を聞いて学びたいの
夕紀さん、すごいきれいだし……」
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