1647人が本棚に入れています
本棚に追加
女が男の顔を優しく見ながら、囁いた。
「……ねぇ」
女が舌舐めずりをする。
「私のこと……好き?」
「ああ、マジで惚れた」
女がベッドにかけられているシーツを手に取った。
しゅるり。
音と同時に、白いシーツがフワリと舞う。
「良かった……」
そうして、シーツを男の顔に巻きつける。
「あんたも本望でしょう?……惚れた女に殺されるなら!!」
そのまま万力の力で締め付ける。
男が激しく暴れながら、女の手を振りほどこうともがく。
けれども、女は微笑んだまま――。
男をぐいぐいと締め付ける。
最初のコメントを投稿しよう!