畦道

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イヴさんいわく、勇者御一行は堂々と共和国の関門を 通ればいいということだそうです。確かにそうですね。 彼らは共和国が派遣した人物達です。 一番いけないのは、追われている私達と勇者御一行の関係が 共和国にばれることです。 なので私達2人は隠密行動でこっそり抜ければいいということですね。 私はイヴさんに頼りきりになってしまいますががんばります。 「では、行きましょう」 イヴさんの号令で私達は関門に向かいます。 「いいわね、綾、落ち着いて歩くのよ、私を信じて」 「はい」 少し緊張しますね。 もうすでに隠密の魔法はかかっているようですが なんだかバレてしまいそうで…… 「もう一度言うけど、 あなたたちは焦らず普段通りに通れば何も問題ないはずだわ。 気をつけて進みなさい」 「おう!!」 「まかせて!!」 「……はい………」 「は~い」 皆さん良い返事です。 私達は関門の目の前にたどり着きました。
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